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海外連携2025.09.16

欧州バッテリーアライアンス RECHARGE、日本のBASCが力を合わせて、強靭で競争力のあるバッテリーサプライチェーンを構築

大阪、2025915

 クリーンテックインパクト投資家のInnoEnergyが運営する欧州バッテリーアライアンス(EBA)、欧州の先進二次式・リチウム電池協会RECHARGEおよび日本の電池サプライチェーン協議会 (BASC)とともに、本日、電池バリューチェーン全体の協力を強化するための覚書(MOU)に署名しました。

この協定は、欧州と日本の進化する電池セクター間の関係を強化し、両地域の競争力を強化するものです。 リサイクルと循環性、データ共有、人材育成、業界横断的な協力に関する協力の枠組みを確立します。パートナーは協力して、イノベーションを加速し、戦略的依存を減らし、業界の世界的な地位を強化することを目指しています。

欧州繁栄・産業戦略委員会のステファン・セジュルネ上級副委員長は、「本日の調印により、日・EUの産業協力の強化が具体的なビジネスケースに落とし込まれる。スキルトレーニングに関する緊密な連携から、ブラックマスリサイクルに関する新たな共同作業まで、この業界主導の覚書は、それぞれのバッテリーバリューチェーンに沿って、欧州と日本の両企業に新たな成長機会をもたらします。これにより、両国の戦略的依存を減らし、よりクリーンで循環型の世界に向けた日・EU協力を深めるのに役立ちます。」

欧州バッテリーアライアンスのマネージング・ディレクターであるエマ・ネレンハイム氏は、「自動車などの主要分野で世界的なリーダーシップを維持するために、欧州と日本は、原材料やギガファクトリーからリサイクルインフラに至るまで、統合されたバッテリーのバリューチェーンをさらに強化することに強い関心を持っています。 この覚書を通じて、私たちはイノベーションをラボからマスマーケットに持ち込むための相乗効果と専門知識を活用することを約束します。

RECHARGEの事務局長であるイルカ・フォン・ダルヴィク氏は、「産業の競争力を強化することは、パートナーと協力してのみ実現できます。バッテリーのバリューチェーンにおける日本と欧州のパートナーシップは、循環性がグローバルなリーダーシップと依存の軽減への共通の道となる重要な前進です。RECHARGEは、この日・EU産業連携を誇りに思ってサポートし、イノベーションと持続可能性を推進します。

BASCの好田博昭会長は、「日本の電池産業は、その卓越した技術と信頼性で世界的に認められています。この業界の強みは、日本のバッテリーを搭載した電気自動車で火災事故が起こっていないことからもわかるように、妥協のない安全性と品質の基準にあります。この覚書(MOU)は、日本と欧州の新たな協力関係の始まりとなります。このパートナーシップを通じて、日本の電池産業は、自動車を生み出し、モビリティをリードし続けるまさにその地域で、モビリティの電動化を促進し、欧州の電池セクターの成長を支援することに貢献します。この覚書は、相互に有益な関係の基盤を確立し、ヨーロッパと日本が共に成長し、世界の電池産業のイノベーションを推進することを可能にします。

この協力は、サプライチェーンの強靭性を強化し、重要鉱物のバリューチェーンを多様化し、新興技術を保護するという東京でのEUと日本の首脳の共同コミットメントに続くものです。また、20257月の東京サミットで再確認された日・EUグリーンアライアンスを支持し、この決定的な10年間におけるグローバルでクリーンな移行と気候変動への野心の高まりへの共通のコミットメントを強調しています。

戦略的協力分野には次のものが含まれます。

1.    リサイクル: リサイクル中間体であるブラックマスの市場成長を加速し、「電池から電池へ」の水平リサイクルを促進します。

2.    データ共有:バッテリーの循環経済を促進するためのバッテリーデータ共有システムに関する情報交換。

3.    人材:両国の電池産業の教育活動や高度なスキルを持つ人材の育成に関する情報を共有する。

4.    業界全体の発展に関する協力:日欧の業界団体やアライアンスが共同で開催する展示会、学会、ワークショップへの貢献。

以上

 

欧州電池同盟(EBA250)について
欧州委員会が201710月に発足した欧州バッテリーアライアンス(EBA)は、回復力と競争力のある欧州電池産業の確立を目的とした戦略的イニシアチブである。年間市場価値は 2030 年までに約 5,000 億ユーロに成長し、150 万人の雇用が創出されると予測されており、EBA はヨーロッパのクリーン エネルギーへの移行と産業競争力にとって非常に重要です。InnoEnergyが管理するEBA250として知られるEBAの産業ワークストリームは、鉱業からリサイクルまでのバリューチェーン全体をカバーする、800を超える産業およびイノベーションの利害関係者からなるダイナミックでプロジェクト主導のコミュニティを結集します。


EBA250
は、160+の新興企業とスケールアップのポートフォリオを持つEUが支援するクリーンテックインパクト投資家であるInnoEnergyが主導しています。
www.eba250.com

RECHARGEについて
RECHARGEは、先進的な充電式電池とリチウム電池に関するヨーロッパの業界団体であり、現在および将来の課題に取り組む準備ができている360°バリューチェーンを代表しています。1998年に設立された当社の使命は、脱炭素化された電力とモビリティ、最先端の消費者向け製品を可能にすることで、よりエンパワーメントされた持続可能な循環型経済に貢献するキーテクノロジーとして、高度な二次電池を促進することです。RECHARGEのユニークなメンバーシップは、一次および二次原材料のサプライヤー、バッテリーメーカー、バッテリーおよび相手先商標製品製造業者(OEM)から、ロジスティクスパートナーやバッテリーリサイクル業者に至るまで、高度な二次電池バリューチェーンのあらゆる側面をカバーしています。
www.rechargebatteries.org

BASCについて
BASCは、日本の東京に本拠を置く、日本に本社を置く国内企業のための二次電池業界団体です。その使命は、政策提言と国際標準化を通じて日本の電池産業のバリューチェーンを強化することです。

www.basc-j.com/en/

 

 

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